日南市議会 2021-03-18
令和3年第3回定例会(第7号) 本文 開催日:2021年03月18日
=開議 午前10時00分=
*開 議
濱中武紀議長 ただいままでの
出席議員19名、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
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*諸報告
濱中武紀議長 日程に入る前に御報告をいたします。
3月17日付で、
社民クラブより次の内容の
会派変更届が提出されました。会派の名称を「
社民クラブ」から「
民主クラブ」へ変更。
以上、御報告をいたします。
─────────────── ○ ───────────────
*発言申出の件
濱中武紀議長 ただいま市長から発言の申出がなされておりますので、この際、市長の発言を許可します。
崎田恭平市長 本会議前の貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございます。
御案内のとおり、3月15日に田中副市長から、
刑事事件による
身体拘束が長時間に及び、副市長としての職責を果たすことがかなわず、職を辞することとしたという内容の退職願が提出され、同日中に受理し、翌3月16日に副市長の退職を承認したところでございます。
このような事態になり、非常に残念な思いであります。私の残された任期中は副市長が不在となりますが、市政の停滞を招かないよう精いっぱい取り組んでまいります。
濱中武紀議長 それでは、日程に入ります。
本日の会議は、お手元の
議事日程第7号によって進めることにいたします。
─────────────── ○ ───────────────
*日程第1 議案第24号から日程第19 議案第43号まで
濱中武紀議長 日程第1議案第24号から日程第19議案第43号までの以上19件を
一括議題といたします。
ただいま議題に供しました議案につきまして、付託をしておりました特別及び各
常任委員会の
委員長の審査結果の報告を求めます。
○
総務市民委員長審査結果報告
濱中武紀議長 最初に、
総務市民委員会に審査を付託しておりました日程第1議案第24号から日程第4議案第35号までの以上4件について、
委員長の審査結果の報告を求めます。
山田 一
総務市民委員長(登壇) 私
ども総務市民委員会に付託を受けました議案4件について、審査した結果等を御報告いたします。
なお、報告に当たりまして、
特別会計の予算につきましては、
予算書等も配付されておりますので、その金額は省略し、概要のみ報告させていただきます。
審査に当たりましては、
関係課長等の出席を求めるとともに、必要に応じ
質疑等を行い、慎重に審査いたしました。
まず、議案第24
号令和3年度日南市
国民健康保険特別会計予算であります。
この議案は、医療費の適正化を図るため、
特定健康診査や
特定保健指導などを行う
保健事業等に要する経費が計上されたものであります。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第25
号令和3年度日南市
後期高齢者医療特別会計予算であります。
この議案は、高齢者の
健康保持と
医療費適正化を推進するための
健康診査事業などに要する経費が計上されたものであります。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第34
号日南駅舎コミュニティスペース条例であります。
この議案は、
日南駅舎の
有効活用により、
公共交通利用者の利便性の向上を図るとともに、
地域交流の拠点とするため、
日南駅舎コミュニティスペースを設置することに伴い、条例を制定するものであります。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第35
号日南市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例であります。
この議案は、深夜に看護等の業務に従事する職員の深夜
看護等手当について、所要の改正を行うものであります。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で審査結果の報告を終わりますが、よろしく御審議くださいますようお願いいたします。(降壇)
○質 疑
濱中武紀議長 ただいまの
総務市民委員長の報告に対して質疑を許します。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○討 論
濱中武紀議長 ないようですので、質疑を終結し、討論に入ります。
現在までに討論の通告はありませんので、これをもって討論を終結いたします。
○採 決
濱中武紀議長 これより、日程の順序に従い採決をいたします。
初めに、議案第24号に対する
委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 異議なしと認めます。
よって、議案第24号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第25号に対する
委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 異議なしと認めます。
よって、議案第25号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第34号に対する
委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 異議なしと認めます。
よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第35号に対する
委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 異議なしと認めます。
よって、議案第35号は原案のとおり可決されました。
○
文教厚生委員長審査結果報告
濱中武紀議長 次に移ります。
次は、
文教厚生委員会に審査を付託しておりました日程第5議案第26号から日程第8議案第37号までの以上4件について、
委員長の審査結果の報告を求めます。
鈴村和枝文教厚生委員長(登壇) 私
ども文教厚生委員会に付託を受けました4件の議案について、審査した結果等を御報告いたします。
なお、報告に当たりまして、
特別会計及び
企業会計の予算につきましては、
予算書等も配付されておりますので、その金額は省略し、概要のみ報告させていただきます。
審査に当たりましては、
関係課長等の出席を求めるとともに、必要に応じ
質疑等を行い、慎重に審査いたしました。
まず、議案第26
号令和3年度日南市
介護保険特別会計予算であります。
この議案は、高齢者が住み慣れた地域で暮らすことができるよう、施設や居宅の
介護給付・
予防給付に係る事業に加え、被保険者が要
介護状態等になることを予防する
介護予防・
生活支援サービス事業などを行うものであります。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第27
号令和3年度日南市
病院事業会計予算であります。
この議案は、
県立日南病院と連携しながら、
公立病院として欠かせない不
採算医療、
救急医療などの
地域医療を担うとともに、老朽化した施設や
医療機器の更新に伴う経費が計上されたものであります。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第36
号日南市
介護保険条例の一部を改正する条例であります。
この議案は、第8期
介護保険事業計画の策定に伴い、令和3年度から令和5年度の
介護保険料を定める必要があるため、所要の改正を行うものであります。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第37
号日南市
指定居宅介護支援事業者の指定に関し必要な事項並びに
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例であります。
この議案は、
関係省令の一部改正に伴い、
指定居宅介護支援事業所の
管理者要件及び
経過措置について、所要の改正を行うものであります。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で審査結果の報告を終わりますが、よろしく御審議くださいますようお願いいたします。(降壇)
○質 疑
濱中武紀議長 ただいまの
文教厚生委員長の報告に対して質疑を許します。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○討 論
濱中武紀議長 ないようですので、質疑を終結し、討論に入ります。
現在までに討論の通告はありませんので、これをもって討論を終結いたします。
○採 決
濱中武紀議長 これより、日程の順序に従い採決をいたします。
初めに、議案第26号に対する
委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 異議なしと認めます。
よって、議案第26号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第27号に対する
委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 異議なしと認めます。
よって、議案第27号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第36号に対する
委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 異議なしと認めます。
よって、議案第36号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第37号に対する
委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 異議なしと認めます。
よって、議案第37号は原案のとおり可決されました。
○
産業建設委員長審査結果報告
濱中武紀議長 次に移ります。
次は、
産業建設委員会に審査を付託しておりました日程第9議案第28号から日程第16議案第39号までの以上8件について、
委員長の審査結果の報告を求めます。
富土洋一
産業建設委員長(登壇) 私
ども産業建設委員会に付託を受けました議案8件について、審査した結果等を御報告いたします。
なお、報告に当たり、
特別会計及び
企業会計の予算につきましては
予算書等も配付しておりますので、その金額は省略し、概要のみ報告させていただきます。
審査に当たりましては、
関係課長等の出席を求めるとともに、必要に応じ
質疑等を行い、慎重に審査いたしました。
まず、議案第28
号令和3年度日南市
簡易水道特別会計予算であります。
令和3年度日南市
一般会計予算には、昨年度に引き続き、新
庁舎建設事業や(仮称)道の駅北郷の整備に関する予算が計上されております。市の防災拠点となるべく新庁舎や、東九州自動車道整備のストック効果を生み出し北郷地域の新たな核となるであろう(仮称)道の駅北郷は、私もその必要性は高いと考えていることから、これらの予算が計上されている本議案について賛成するものです。
しかしながら、本市の人口は予測を上回る速さで減少しており、5万人を切ることが目前に迫っております。4月から休止となる
サンチェリー北郷は、11月までに策定される
是正計画によって今後の対応が決定され、場合によっては(仮称)道の駅北郷整備との調整が必要になる可能性も否めません。また、崎田市長は任期をもって退かれ、令和3年度は新市長の下で市政が運営されていきます。これらを踏まえると、施設整備に当たっては、人口減少や財政の状況、
サンチェリー北郷などの今後の対応、4月に誕生する新市長の意向などを総合的に整理し、慎重に取り扱うべきであると考えます。
これらの事業は、巨額な投資がなされるものです。私も新庁舎や(仮称)道の駅北郷の必要性を感じているからこそ、完成後にできてよかったと思われる事業となるよう、予算執行に当たっては慎重な対応を望み、私の賛成討論とさせていただきます。
濱中武紀議長 以上で通告による討論は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
○採 決
濱中武紀議長 これより、日程の順序に従い、起立により採決をいたします。
初めに、議案第23号に対する
委員長の報告は
原案可決です。
これに賛成の諸君の起立をお願いいたします。
[賛成者起立]
濱中武紀議長 賛成多数です。お座りください。
よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第42号に対する
委員長の報告は
原案可決です。
これに賛成の諸君の起立をお願いいたします。
[賛成者起立]
濱中武紀議長 全員賛成です。どうぞお座りください。
よって、議案第42号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第43号に対する
委員長の報告は
原案可決です。
これに賛成の諸君の起立をお願いいたします。
[賛成者起立]
濱中武紀議長 全員賛成です。お座りください。
よって、議案第43号は原案のとおり可決されました。
ここで暫時休憩をいたします。
=休憩 午前10時33分=
=開議 午前10時34分=
濱中武紀議長 再開をいたします。
─────────────── ○ ───────────────
*日程追加の件
濱中武紀議長 お諮りいたします。
ただいまお手元に配付しましたとおり、議員提出議案第13号が追加提案されましたので、本件を日程に追加し、直ちに議題としたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 異議なしと認めます。
よって、お諮りしましたとおり決定いたしました。
─────────────── ○ ───────────────
*議員提出議案第13号
濱中武紀議長 それでは、議員提出議案第13号を議題といたします。
○提出者趣旨説明
濱中武紀議長 ただいま議題といたしました議員提出議案の提出者趣旨説明については、会議規則第50条第2項の規定に基づき、議長において、議席からではなく登壇して行うことにいたします。
それでは、提出者の趣旨説明を求めます。
6番(杉尾麻起子議員)(登壇) ただいま議題となっております議員提出議案第13号につきまして、趣旨説明をさせていただきます。
それでは、読み上げて趣旨説明に代えさせていただきます。
崎田恭平日南市長に対する問責決議。
本市発注の工事入札をめぐり、本年1月19日に、当時の本市副市長であった田中利郎氏が官製談合防止法違反及び公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕されて以降、これまでに3回の逮捕、そのうち2件について起訴されたことは、市民を大きく失望させるとともに、市政に対する信頼を著しく失墜させた。
崎田市長は、副市長の任命権者として、本来であれば副市長の逮捕後、速やかに副市長に進退の意向を確認し、本市行政への信頼回復と行政運営に支障を与えない措置を講じる責任を有していたにもかかわらず、本年3月4日の3回目の逮捕を受けて翌5日に開かれた全員協議会においても「接見禁止のため本人の意思確認ができていない」と答弁するなど、副市長の逮捕という前代未聞の事態であるにもかかわらず、その処遇について速やかに対応しない姿勢からは、積極的に市民の信頼回復や行政運営の立て直しを果たそうとする気概を感じることはできず、崎田市長の対応に市民からも批判の声が上がっている。
また、崎田市長は、事件の全容が明らかになっていないことを理由に、
自身の任命責任を判断できないとしているが、そもそも副市長の職責にあるものが罪を疑われるに足る行動をしたことそのものが、もはや副市長の資質に欠けていると言わざるを得ないのであって、副市長が逮捕されたという事実のみをもってしても、任命権者である市長にその責任が及ぶことは当然のことであり、田中前副市長の退職を承認することをもって、その責任を果たしているとは到底言い難い。
崎田市長は昨年10月に、本年4月25日の任期満了をもって市長職を退く意向を示していることから、今回の事件や副市長の任命に関し、その責任を果たすものであれば、本日をもって閉会する本定例会において、市長給与の減額等、自らの処分が示されるべきところであるが、本日までにその意思を示されることはなく、また、田中前副市長の判決決定は市長の任期満了後であることが明らかであるにもかかわらず、自らの責任は当該判決の確定後に示そうとする姿勢は、市長の責任を放棄したと断じざるを得ない。
よって
日南市議会は、
崎田恭平市長に、田中利郎前副市長の任命権者として、また、今回の事件発生における市政の責任者としての責任を問うものである。
以上、決議する。
令和3年3月18日、
日南市議会。
以上で趣旨説明に代えさせていただきますが、どうぞよろしく御審議いただきますようよろしくお願い申し上げます。(降壇)
○質 疑
濱中武紀議長 ただいまから質疑に入ります。
質疑のある方は挙手をお願いいたします。
[「なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 ないようですので、これをもって議員提出議案第13号に対する質疑を終結いたします。
○委員会付託省略の件
濱中武紀議長 お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略して審議したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 異議なしと認めます。
よって、お諮りしましたとおり決定いたしました。
○討 論
濱中武紀議長 これより討論に入ります。
討論は、最初に原案に反対者、次に原案に賛成者の順で行います。
初めに、
反対討論のある方は挙手をお願いいたします。
9番(谷口慎二議員) 今回の問責決議案について、反対の立場から討論を行います。
まず、この問責決議というのはどういうことかと私なりに考えたんですが、これは、市長や議員など、不適当な発言や行動に対して、ふさわしくないということで責任を問うというのがこの問責決議だと理解をしております。それを踏まえまして討論を行います。
今回の事件に関して、このような事態に至ったことは大変遺憾であり、二度とこのような事案が起きないように、真相解明と制度改革が必要であることは当然であります。市長
自身も、議会や記者会見等において謝罪の言葉を述べており、逮捕や起訴が重なる事態に至ったという責任はあると考えます。事件の全容については司法の場で解明されることにはなりますが、入札制度がどのような内容であったのか、談合や癒着が起きない仕組みとなっていたのか、徹底した制度改革が求められます。
既に当局においては、公認会計士や弁護士などによる入札制度に関する第三者委員会を設置し、検証を開始しております。他県の同様の事例を見ますと、裁判が終結した後に検証委員会等をスタートさせている中で、本市においては、すぐに外部の第三者による委員会を設置したことは一定の評価ができるものであり、当局においては、全てを洗いざらいにし、市民からの信頼を勝ち得るような制度設計を行い、市長
自身の現在の事態に陥ったことに対する責任を果たしていただきたいと思います。
その中で、今回の問責決議案でありますが、市長にこのような事態に至った責任があることは否定はしませんが、指摘している内容は非常に抽象的で主観的な主張が多く、何を糾弾したいのか理解に苦しむ内容です。
具体的な指摘事項は主に3点でありますが、それぞれについて申し上げますと、まず、副市長の逮捕という前代未聞の事態であるのにもかかわらず、その処遇について速やかに対応しない姿勢を指摘しておられますが、1回目の逮捕の時点では認否が明らかになっていない上に不起訴の可能性もあり、長期化するということは判断できない状況でありました。
加えて、2回目の逮捕後に本人が否認をしている報道があり、加えて接見禁止となっている状況では、副市長本人に対して事件に対する認否を確認する手段もなく、人権上の観点からも一方的な不利益処分は難しいと考えております。
3回目の逮捕直後に、本人からの辞任の意向が伝えられたわけですが、身体の拘束が長期化したのは結果としてそうなったのであって、当初では判断ができず、そのことを後になって時間を遡って指摘することは論理的に矛盾をしております。
次に、崎田市長は事件の全容が明らかになっていないことを理由に
自身の任命責任を判断できないことを指摘されておりますが、罪を認めている同様の事件とは異なり、加えて、推定無罪の原則がある中では、人権上の観点からも現在の市長の説明はやむを得ないと考えております。
罪を疑われるに足る行動をしたことそのものがもはや副市長の資質に欠けていると言わざるを得ないという指摘もございますが、今後司法の場において明らかになることであって、現時点で議会として決めつけてしまうのは、人権上の観点からも不適切であると、良識ある議会として慎重になるべきであると考えています。
また一方で、第三者の外部有識者による検証委員会を自らの責任として早急に進めており、市民が納得する形での透明性を担保する制度構築に手を緩めることなく進めてほしいと思います。
最後に、任期満了までに判決が出ないことが明白で、自らの責任は当該判決の確定後に示そうという姿勢は市長の責任を放棄したと断じざるを得ないという指摘については、実際問題として判断できる状況にないことも事実であり、副市長が罪を認めているという事案でない以上はやむを得ないところがございます。しかし、判決後には結果が明らかになりますので、その時点で御
自身としてメディア等に声明を出すなどの対応をしていただき、どのような立場になられても、その道義的責任は果たしていただきたいと思います。
以上が問責決議案に対する反対理由です。市長に責任がないと言っているわけではございません。今回の指摘事項は主観的な主張が多く、適切な指摘をしなければ、良識ある議会の質を問われる事案です。崎田市長においても、今回の事件については胸に刻み、市長の職を離れた後もこのことと真正面に向き合い、どのような立場になられても、よりよい制度設計について研究を行うなど、自らの責任を果たしていただきたいと思います。
濱中武紀議長 次に、賛成討論のある方は挙手をお願いいたします。
16番(和足恭輔議員) 崎田恭平日南市長に対する問責決議に対して、賛成の立場から討論を行います。
崎田市長の、副市長の逮捕、そしてこの間の一連の市長としての行動、議会や市民に対する説明責任も含めて、私は市長としての職責を果たしているかどうかということについては厳しく問いたださずを得ない、大いなる責任があると思っております。
先ほどの
反対討論の中では、三つの問責決議の中で取り上げている事実の指摘について、主観的主張であるだとか、あるいは抽象的な意見だという御批判がありました。しかし、私が思いますのは、
反対討論の中でも、この問題を招いた責任はあると言われておりますが、一番問題なのは、この副市長の逮捕に当たって、その任命責任について自らの責任の自覚が私ども議会には伝わってこないということであります。
そして、その自覚の欠如が、この間の一連の発言の中で、接見禁止のため本人の意思確認ができないと、これについては事実ではあるとは思いますが、しかし、この確認できないのであれば、どうやって今の副市長の状況を把握するのかということも含めて、議会側が市長に問いただすまでは一切そういった説明がありませんでした。この間の一連のそういう対応は、市民にも疑念を招いております。
そういう意味では、先ほど本会議の冒頭に市長からの発言がありました。副市長の辞職願を受けて、それを16日に承認をしたと、非常に残念だという発言でございました。であるならば、市長にとって残念ではあっても、やはりそこでもこういう事態を招いた任命責任者として深く反省をしているという弁がなかった。私は最後までその発言を聞くことがなかった。そういうことをおっしゃらないという点については、本当にこの問題を招いた任命責任としての自覚がないと、そこを問うているのであります。
先ほどの
反対討論では、問責決議とは何ぞやということでしたけれども、市長の職責、議会に対するしっかりとした責任、そして、この事件を招いている市長の任命責任の自覚の欠如について厳しく問いたださざるを得ないという思いで、この問責決議に賛成をするものであります。
濱中武紀議長 次に、
反対討論のある方。
2番(鈴村和枝議員) 今回の問責決議案に対して、反対の立場から討論を行います。
今回の事件は、被告人として日南市がなっている事案ではなく、副市長個人が被告となっている事件です。その副市長は、副市長の立場であったわけですので、その任命責任について議論がなされるのは当然であると思います。ただ、田中副市長を4年前の議会にて提案を行ったのは崎田市長本人ですが、その人事に同意したのは私たち
日南市議会ではないでしょうか。その頃、ここに並ぶ新人5人はいませんが、大半がその議案に賛同されたのではないでしょうか。
地方自治法第162条に書かれているように、市長から提示された副市長を議会が同意しなかった場合、議会の同意なくして市長は副市長を選任できないとありました。今回の事件の判決の結果によって、崎田市長に対して任命責任が問われるのであれば、同様に市議会についても同意をした責任を問われなければなりません。加えて、現段階での問責決議案を出すのであれば、そのとき同意した議員の責任はどう果たしていくのでしょうか。
このことに目をそらして一方的に糾弾を行うことは、議会の良識に欠ける行為であり、まずは市議会の中でその責任についての議論を行い、議会としての考えを取りまとめ、その上で市長に対して具体的にどのような責任があるのかを問うべきだと考えております。市政の両輪である私たち
自身が、まずはどのような責任があったのかを理解する、整理をすることを行ってからでないと、私たち議会の信頼を得ることができないと思います。
また、このようなときに行うことは、責任追及でも当局を問い詰めるでもなく、二度と同じことを繰り返さないような方法を共に考えることです。市民から市役所の信頼が失われたと感じるなら、いかにしてそれを取り戻すか、残念ながら議員間でこの件に対する対策や話合いは行われず、急に提出された今回の問責決議案に対して落胆の思いであります。
加えて、先ほどの
反対討論でもありましたとおり、現時点で判断できる材料は少ないのも事実です。何度も言いますが、私たちにおいての話合いも検証も行えていません。この段階で一方的に責任をなすりつけるのは、私たち
自身の責任放棄ではないでしょうか。
また、人権上の観点から、刑事裁判の手続を経て裁判官が有罪の判決をするまでは、無罪が推定される何人も有罪の判決がなされるまでは刑罰を受けないというのが日本国憲法の保障する推定無罪の原理であり、人権保障の根本原理です。有罪の判決がなされていないのに、逮捕されたことをもって、あたかも副市長が官製談合にくみしたとして任命責任を問わんとする本問責決議案は、法治国家にあるまじき前近代的な決議を諮るものであり、良識の府である本市議会がこれを議決することは絶対にあってはならないと考えています。今後の裁判の行方や第三者による検証委員会の内容を注視し、なぜこのような事態に陥ったのか、慎重な検証を行うことがまず行うべきことだと思っています。
また、市長の任期が迫っているからという理由だけで一方的な糾弾を行うことは、市議会として不適切であり、任期満了までに終わらせられることではありません。市長退任後も、私たちはこの件に向き合ってしっかりと取り組んでいかなければならない、力を合わせて市政への信頼を取り戻さなければならないと考えています。
加えて、現実として、私
自身が市長の責任を追及するべきだという市民の声を耳にしておりません。崎田市長の責任として、外部有識者による第三者検証委員会を設置しておりますので、市長の責任として、市民に信頼され得る検証を行い、市民にとっても透明性が担保され、災害発生時などに力を発揮してくださる市内の建設業者にとっても、よりよい制度の構築に尽力していただきたいと思います。
私たち議員には、
一般質問の機会もあります。今後明らかになってくる事実関係をしっかりと検証して、市議会として良識あるチェック機能を果たしていきたいと考え、以上で私の
反対討論を終わります。
濱中武紀議長 賛成討論のある方がいらっしゃいますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 ないようでございますので、
反対討論のある方。
10番(黒部俊泰議員) 反対の立場から討論させていただきます。
この問責決議案の内容には、最後の部分で「市長の責任を放棄したと断じざるを得ない」と書いてありますが、3月17日付の新聞報道によりますと、「日南市入札制度等検証委員会は、今月29日の第4回会合で、4項目を基に中間報告をまとめ、崎田市長に答申する予定。市は、報告を踏まえ、新年度から実施可能なものを導入する方針である」とありました。崎田市長は再発防止に取り組まれています。したがいまして、市長の責任を放棄したと断じざるを得ないという言葉が書かれている問責決議案につきましては賛成できませんので、反対します。
以上で
反対討論を終わります。
濱中武紀議長 以上で討論を終結いたします。
○採 決
濱中武紀議長 これより起立により採決をいたします。
議員提出議案第13号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立をお願いいたします。
[賛成者起立]
濱中武紀議長 可否同数です。どうぞお座りください。
可否同数でございますので、議員提出議案第13号は、議長の裁決権を行使し、可決することに決します。
─────────────── ○ ───────────────
*日程第20 議員提出議案第10号から日程第22 議員提出議案第12号まで
濱中武紀議長 次に移ります。
次は、日程第20議員提出議案第10号から日程第22議員提出議案第12号の以上3件を
一括議題といたします。
○提出者趣旨説明
濱中武紀議長 提出者の趣旨説明を求めます。
北川浩一郎議会運営
委員長 それでは、自席より趣旨説明をさせていただきます。
初めに、議員提出議案第10号
日南市議会基本条例の一部を改正する条例でありますが、この議案は、災害時等において議会の機能を維持するための行動基準等を定めるため提出するものであります。
次に、議員提出議案第11号
日南市議会会議規則の一部を改正する規則でありますが、この議案は、議員の欠席事由を明文化するとともに、事務手続等における押印義務の見直しに伴い、所要の改正を行う必要があるため提出するものであります。
次に、議員提出議案第12号
日南市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例でありますが、この議案は、事務手続等における押印義務の見直しに伴い、所要の改正を行う必要があるため提出するものであります。
詳しい内容等につきましては、添付しております条例及び規則の新旧対照表を御参照ください。
以上で趣旨説明に代えさせていただきますが、どうぞよろしく御審議くださいますようよろしくお願いいたします。
○質疑及び委員会付託並びに討論省略の件
濱中武紀議長 ただいま議題となっております案件につきましては、
日南市議会の
運営基準に従い、質疑及び委員会付託並びに討論を省略して採決したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 異議なしと認めます。
よって、お諮りしましたとおり決定をいたしました。
○採 決
濱中武紀議長 これより、日程の順序に従い採決をいたします。
初めに、議員提出議案第10号について、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 異議なしと認めます。
よって、議員提出議案第10号は原案のとおり可決されました。
次に、議員提出議案第11号について、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 異議なしと認めます。
よって、議員提出議案第11号は原案のとおり可決されました。
次に、議員提出議案第12号について、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 異議なしと認めます。
よって、議員提出議案第12号は原案のとおり可決されました。
─────────────── ○ ───────────────
*日程第23 議会改革推進
特別委員会の中間報告
濱中武紀議長 次に移ります。
次は、日程第23議会改革推進
特別委員会の中間報告を議題といたします。
○議会改革推進
特別委員長中間報告
濱中武紀議長 特別委員長の報告を求めます。
北川浩一郎議会改革推進
特別委員長(登壇) 議会改革推進
特別委員会の中間報告をさせていただきます。
本
特別委員会は、令和元年第3回定例会において、本市議会の活性化を図るとともに、市民の信託に応える開かれた議会形成に向け、議会改革を推進することを目的として、6名の委員をもって設置されたものであります。
令和2年度につきましては、主に委員会におけるオンライン会議の活用や議会基本条例の見直しなどについて協議してまいりました。
まず、委員会におけるオンライン会議の活用についてであります。
全国的な新型コロナウイルス感染症の蔓延を受け、その拡大防止の観点から、地方議会において3密を回避したオンラインによる委員会の開催について検討する動きが出始めている中、本市議会においては、既にタブレット端末を整備しており、新型コロナウイルス感染症対策に限らず、風水害等の有事の際に活用できる可能性を有していることから、委員会におけるオンライン会議開催に関する課題や運用について調査研究を行うこととしたところであります。
調査研究に当たっては、まず、全国の先進自治体における活用状況や、オンライン会議を実施するための議会基本条例、会議規則及び委員会条例等の改正内容について調査を行うとともに、議事の公開の要請への配慮や、情報セキュリティ対策等の運用に関する課題の確認を行いながら、オンライン会議の必要性について協議を行いました。
また、本
特別委員会において、実際にタブレット端末を活用した模擬委員会を体験し、体験後は、「タブレットの
有効活用につながる」、「まずは会派でも利用してみたい」など、活用に対し積極的な意見が出されたところでもありました。
現在、運用に当たって考えられる様々な課題について、それぞれの重要性や緊急性などを判断材料に整理を進めているところであり、今後も引き続き活用に向けた調査研究を継続してまいります。
次に、議会基本条例の見直しについてであります。
日南市議会基本条例は、
日南市議会及び議員に係る基本事項を定め、市民の信頼に応える責任ある活動により、活力ある日南市の創造を推し進め、市民の豊かな生活空間の創出に寄与することを目的に、平成25年3月7日に制定されたものであります。
このような中、本
特別委員会では、議会基本条例の見直しを委員会における検討項目として位置づけ、制定から7年が経過している本条例について、現状に即したものとなっているか、また、先進議会の改正状況などの点について調査研究を行い、見直しの検討を重ねてきたところであります。
その結果、大規模災害等の非常時において議会の機能維持を図るために必要となる組織体制や議員の行動基準などを定めた
日南市議会災害時業務継続計画が平成31年2月に策定されたことに伴い、本条例内においても災害時等の議会対応に関する条文の追加が必要であるとの結論に至り、先ほど、この条例改正案が可決されたところであります。今後も引き続き、市民の信頼に応える責任ある活動に向け、議会基本条例及び政治倫理条例の見直しを進めてまいります。
そのほか、広く市民の意見を聴取することや、議員の活動や役割についての情報発信による主権者教育の観点から、高校生との意見交換会についても議論を深めてまいりました。若い世代の意見を聞き、今後のまちづくりに活かすことや、選挙や政治への関心を高めてもらうことは、全国的に議員の成り手不足が叫ばれる昨今、人口減少が進む本市においても重要な課題であると考えております。まずは、その取りかかりとして、市民の声を広く聴取するとともに、議会の活動内容について広く情報発信を行う役割を担う広報広聴委員会において、実施の必要性の検討も含め、今後、調査研究を行うことに決定したところであります。
以上で報告を終わりますが、本
特別委員会の活動は全議員の参画なしにはなり得ません。今後も議会改革の手を緩めることなく、市民に開かれた市民に身近な議会を目指し、各種改革へ向け鋭意取り組んでまいる所存でありますので、
議員各位におかれましては、何とぞ御協力を賜りますようお願い申し上げ、本
特別委員会の中間報告といたします。(降壇)
○質 疑
濱中武紀議長 ただいまの報告に対し、質疑を許します。
[「なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 ないようですので、質疑を終結いたします。
以上で議会改革推進
特別委員会の中間報告を終了いたします。
─────────────── ○ ───────────────
*日程第24 総合交通・産業活性化対策
特別委員会の中間報告
濱中武紀議長 次に移ります。
次は、日程第24総合交通・産業活性化対策
特別委員会の中間報告を議題といたします。
○総合交通・産業活性化対策
特別委員長中間報告
濱中武紀議長 特別委員長の報告を求めます。
前田幸雄総合交通・産業活性化対策
特別委員長(登壇) 総合交通・産業活性化対策
特別委員会の中間報告をさせていただきます。
本
特別委員会は、令和元年第3回定例会において、東九州自動車道、国道220号などの主要道路網や油津港をはじめとする総合交通網の整備促進、また、これらのインフラを活かした産業振興・雇用創出に関する諸問題に対処することを目的とし、6名の委員をもって設置されたものであります。
本年度は、コロナ禍において感染拡大防止のために活動を制限せざるを得ませんでしたが、本委員会の設置目的である本市における総合交通網の整備について、国県等の関係機関に関する要望活動や関係機関との意見交換を行いました。
要望活動は、東九州自動車道の早期整備、「命の道」国道220号防災対策の早期整備及び同国道の直轄管理の継続、重要港湾油津港の整備の3項目について、例年、夏季と秋季の2回、県をはじめ、宮崎河川国道事務所、宮崎港湾・空港整備事務所、九州地方整備局、国土交通省、県選出国会議員に対して、本市における各インフラ整備の必要性や事業効果を訴え、早期完成や整備促進等をお願いするものであります。
8月に予定しておりました要望活動につきましては、新型コロナウイルス感染症が全国的に拡大している状況を踏まえ、郵送によって、11月にはリスク軽減のため、
委員長代理と議長による要望活動を実施いたしました。
11月に実施した要望活動では、国土交通省及び県選出国会議員から、各インフラ整備について、事業の継続や事業を推進するための予算確保等についての確認をし、国や県との連携を密にしていくためにも、引き続き地元から声を上げていただきたいとの心強い言葉をいただいたところであります。
また、8月に日南土木事務所及び油津港湾事務所と、道路・河川改修事業等についてや、港湾・漁港整備事業等、県が実施する公共事業についての意見交換会を実施し、県事業と円滑な連携が図られるよう、多岐にわたる意見交換を行ったところです。
各交通網における整備等の現在までの動きについて、個別に報告申し上げますと、まず、東九州自動車道においては、令和元年度に油津─南郷間及び奈留─夏井間の事業化が決定され、また、整備が進められております清武南─日南北郷間においては、令和4年度までに開通する見通しであると発表され、東九州自動車道の全線開通に向けた事業の取組が今後加速されていくものと考えております。
さらに、ハーフインターチェンジとして計画されていました日南東郷インターチェンジについては、フルインターチェンジとして整備される計画に変更され、これによって、工業団地から多方面へアクセスが可能となり、また、災害時の救命活動や物資輸送等の支援も可能となり、ネットワークの多重性の確保が期待されるところであります。
次に、国道220号においては、平成31年4月に国土交通省より、平常時、災害時を問わず安定的な輸送を確保するために、物流上重要な道路輸送網として重要物流道路の指定を受け、今後、経済や生活を持続的に支えるための機能強化や重点支援が期待されております。
日南防災(北区間)では、伊比井─富土間を結ぶ全長724メートルの伊比井潮風トンネルが令和2年4月に開通し、大雨時の通行止め区間が1.8キロメートル短縮され、住民の生活と医療を支える「命の道」について、着実に整備されているところです。
また、日南防災(南区間)の宮浦─鵜戸間については、令和2年4月に事業化され、既に事業が進められております(北区間)内海─富土間とともに、早期完成が待ち望まれるところであります。
緊急患者の輸送や、今後発生が予想される大規模災害時における緊急物資の輸送など、「命の道」となる東九州自動車道と国道220号とのダブルネットワークの構築が着実に進んでいるところでありますが、早期整備に向け、引き続き必要性を訴えていくことが重要であると考えます。
次に、油津港においては、岸壁の耐震改良整備が進められているところでありますが、緊急時において、一度に大量の物資が輸送できる海上物流は重要であり、防災機能を有した港湾施設は、速やかな災害復旧のほか、経済活性化などの観点から必要なため、早期完成が望まれています。
また、東九州自動車道清武南─日南北郷間が開通した後には、大幅な時間短縮に加え、貿易貨物等の増加や、クルーズ船寄港時のツアーバスなどによる観光客の広域的な移動が可能となるなど、産業・経済・観光発展のために油津港が果たす役割はますます重要になるものと考えております。
近年増加傾向にある飫肥杉の取扱いは、現在利用できる用地が不足しており、油津港からの輸出の問合せに十分対応できていない状況でありますが、高速道路の開通後は、油津港利用のニーズがますます高まるものと考えられ、木材輸出に対応できる整備も必要であると考えております。
また、油津港は、昨年1月には、全国で初となる検疫港以外でのファーストポートとしての受入体制が整備されたことにより、多くのクルーズ船の寄港が期待されております。クルーズ船の寄港は、本市への経済的波及効果が期待されることから、今後、新型コロナウイルス感染症が収束し、以前のようにクルーズ船の寄港が再開した後には、油津港を起点とした太平洋側クルーズの活性化に寄与できるものと考えております。
このようなことから、物流とクルーズの両立などに対応した港湾整備は、県央地域との東九州自動車道の開通を見据えた利活用を図る上で必要不可欠であり、関係行政機関との意見交換や早期整備に向けての要望活動は継続して行わなければならないと考えております。
以上が本
特別委員会の今年度の主な活動であります。
本
特別委員会としましては、本市のインフラ整備はもとより、これらを活かし、基幹産業である農林水産業をはじめ、様々な産業振興対策が講じられるよう、今後も積極的に要望活動に取り組みます。
さらに、市当局や関係機関と連携し、本市の活性化、地域振興のために、今まで以上に努力してまいることを申し上げまして、本
特別委員会の中間報告といたします。(降壇)
○質 疑
濱中武紀議長 ただいまの報告に対し、質疑を許します。
[「なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 ないようですので、質疑を終結いたします。
以上で、総合交通・産業活性化対策
特別委員会の中間報告を終了いたします。
─────────────── ○ ───────────────
*諸報告
濱中武紀議長 ただいま、議会改革推進
特別委員会の委員である平剛典議員と郡司誠秀議員から、また、総合交通・産業活性化対策
特別委員会の委員である谷口慎二議員から、それぞれ辞任の申出があり、
日南市議会委員会条例第14条の規定により、議長においてこれを許可しましたので御報告をいたします。
─────────────── ○ ───────────────
*日程追加の件
濱中武紀議長 お諮りいたします。
先ほどの報告に伴い、議会改革推進
特別委員会の委員に2名の欠員が、また、総合交通・産業活性化対策
特別委員会の委員に1名の欠員が生じましたので、この際、議会改革推進
特別委員会の委員の選任について及び総合交通・産業活性化対策
特別委員会の委員の選任についてを日程に追加し、直ちに議題としたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 異議なしと認めます。
よって、お諮りしましたとおり決定をいたしました。
─────────────── ○ ───────────────
*議会改革推進
特別委員会委員の選任について及び総合交通・産業活性化対策
特別委員会の
委員の選任について
濱中武紀議長 それでは、議会改革推進
特別委員会の委員の選任について及び総合交通・産業活性化対策
特別委員会の委員の選任についての以上2件を
一括議題といたします。
○議会改革推進
特別委員会委員指名の件
濱中武紀議長 初めに、議会改革推進
特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定に基づき、後任の委員として鈴村和枝議員及び谷口慎二議員を指名したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 異議なしと認めます。
よって、お諮りしましたとおり決定をいたしました。
○総合交通・産業活性化対策
特別委員会委員指名の件
濱中武紀議長 次に、総合交通・産業活性化対策
特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定に基づき、後任の委員として郡司誠秀議員を指名したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 異議なしと認めます。
よって、お諮りしましたとおり決定をいたしました。
ここで、議会案件協議のため、しばらく休憩をいたします。
=休憩 午前11時21分=
○休憩中の諸連絡
濱中武紀議長 お知らせをいたします。
これより、
総務市民委員会室において議会改革推進
特別委員会が、
文教厚生委員会室において総合交通・産業活性化対策
特別委員会が開催されますので、委員の皆様は御参集いただきますようお願いをいたします。
本会議再開時間は庁内放送によって連絡しますので、その時刻に御参集ください。
=開議 午前11時40分=
濱中武紀議長 再開をいたします。
○各
特別委員会正副
委員長互選結果報告
濱中武紀議長 先ほどの休憩中、議会改革推進
特別委員会の
委員長である北川浩一郎議員が、また、副
委員長である黒部俊泰議員がそれぞれ正副
委員長を辞任され、新たな
委員長に谷口慎二議員が、副
委員長に和足恭輔議員が互選されましたので御報告をいたします。
また、総合交通・産業活性化対策
特別委員会の
委員長である前田幸雄議員が、また、副
委員長である山田一議員がそれぞれ正副
委員長を辞任され、新たな
委員長に前田幸雄議員が、副
委員長に山田一議員が互選されましたので御報告をいたします。
─────────────── ○ ───────────────
*日程第25 閉会中の各
常任委員会及び議会運営委員会所管事務継続調査許可の件
濱中武紀議長 次に移ります。
次は、日程第25閉会中の各
常任委員会及び議会運営委員会所管事務継続調査許可の件を議題といたします。
お諮りいたします。
お手元の資料の15ページから18ページの所管事務継続調査申出書のとおり、各常任
委員長及び議会運営
委員長から閉会中の所管事務継続調査申出がなされておりますので、それぞれ申出のとおり許可することにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
濱中武紀議長 異議なしと認めます。
よって、本件は各
委員長の申出のとおり許可することに決定をいたしました。
─────────────── ○ ───────────────
*諸報告
濱中武紀議長 以上で、本定例会に提出されました全案件の審議を終了いたしました。
─────────────── ○ ───────────────
*退任挨拶申出の件
濱中武紀議長 ここで、崎田市長から退任の挨拶の申出がありましたので、これを許可します。
崎田恭平市長(登壇) 貴重なお時間をいただきまして誠にありがとうございます。実質的には市議会の皆さんに向けての最後の挨拶になるかと思います。過去に退任する市長がこのような挨拶をした記録がないような話を事務方から少し聞きましたけれども、それは、これまで市長選挙に皆さん出馬されているからでありまして、こういった私の状況ということで、貴重な機会ということでありがたくお話をさせていただきたいと思っております。
この8年間で、この市議会でございますけれども、大きくさま変わりをしたのではないかと思っております。
まず、議場の場所自体はもちろんでありますけれども、議員数も大きく変わり、30人から19人になりました。初当選後、初めて市議会に行って、非常に格式の高い建物の中で多くの議員さんを目の前にして、非常にどきどきした日のことをよく覚えているところでございます。
また、年齢構成も大きく変わったと思います。私が初当選したときの1番議員は谷口慎二議員で、当時最年少議員だったと記憶をしております。ほとんどが60代、70代の議員さんで、今思うと、33歳でよく対峙できたなと思うところもありますけれども、今や年下の議員さんも二人いらっしゃいまして、幅広い年齢層になったことも大きくさま変わりした点だなと思っております。
やはり大きく変わったと思いますのは、
一般質問のやり方です。8年前は総括方式でありまして、連続して全てのテーマを質問し、それが全部終わってから、一個一個また戻っていって再質問していくというやり方でありました。ただ、このやり方では、大事な市議会の議論が市民の方に分かりにくいのではないかと思いまして、私のほうから当時の坂口議長に一問一答方式に変えてほしいということを強くお願いさせていただきました。最初はなかなか難しいというお話だったんですが、取り入れてくださいまして、最初は選択方式でスタートして、一問一答を選ばれた方は半分ぐらいだったと記憶をしておりますけれども、議会を経るごとに、皆さん一問一答に移行されて、最終的には、皆さん今は定着して、当たり前になってまいりました。
後から聞いた話では、通常は、一問一答方式になると執行部が大変なので、議会のほうから求めるのに、市長側から求めることはあまり聞いたことがないと、全国のほかの私の知り合いの仲間の市議会議員等からも聞きましたけれども、そんなものなんだなと私は驚いたことを記憶しております。要するに何が言いたいかといいますと、私が市議会において、就任したばかりの頃から、そのほかのことにつきましても、全国的にもあまり例のない、既成概念にとらわれない提案をしても、最初からストップをかけられた記憶がありませんで、本当に市議会の皆様には懐深く受け止めていただいて、様々なチャレンジをさせてもらったことを感謝申し上げたいと思っております。
その後、油津商店街にIT企業の連続誘致や、大型クルーズ船の来訪などの政策が評価され、3年を過ぎる頃から、山口IT担当大臣を皮切りに、石井国土交通大臣、岸田外務大臣、地方創生担当大臣は3名の方、今コロナ担当大臣で活躍されている当時の西村官房副長官など、多くの大臣また副大臣、国の幹部や全国からの視察が訪れるようになりました。大臣の視察はこれまで日南市では一度もなかったと聞いておりますので、地方創生担当大臣が就任するとすぐ来てくださるというような状況になりましたということは、大変ありがたいことだなと思っております。
飫肥の武家屋敷等の民間活力によるリノベーションにつきましても、まだ始まったばかりの頃から政策手法に注目していただき、飫肥についても大臣訪問や視察が相次ぎました。それによってさらに注目は高まって、さらに多くの民間とのコラボが実現していったと肌で感じております。結果として、年内には、JR九州の宿、JALを含む共同事業体などの宿などが4棟、小村記念館と歴史資料館の大幅リニューアルも年内ぐらいがめどだったと思いますので、この1年以内で劇的に飫肥が変わります。
こういった新しい取組ができましたのは、何をいいましても市の職員のおかげだったと思っております。かなり無理難題も言ったと思いますけれども、それを形づくるために知恵を絞り、熱心に動いてくれた職員がいたからこそ今があります。様々な既成概念にとらわれない政策を打つことができましたが、それは私一人でできたこととは思っておりません。市職員が自分の中に落とし込み、私と忌憚のない議論をしてきたからこそ、ここまで様々なチャレンジができたと思っております。
その職員の皆さんと最初に一体感を持って仕事ができ始めたなと思ったのは、実は、最初の市議会の
一般質問でございました。最初の市議会の
一般質問、本当にどきどきして議場に向かったことを覚えておりますけれども、多くの議員さんが立って、ほぼ私に対する質問で、答弁も多分95%ぐらい僕が答えておったと思っております。議員さんたちは、この若者が何をするんだと、何を考えているんだということで、かなり厳しさもあり、そういった目で御質問いただいたことを記憶しております。
その中で、なぜ職員との信頼関係ということを挙げさせてもらったかといいますと、議会の勉強会です。私の公約を立ち上げて、公約を持ってきたわけですから、市役所のこれまでの政策とは違うわけであります。それの答弁の勉強会は、これまでのやり方をがらっと変えさせてもらいました。それまでは文章の言葉の細かいところをチェックするような、市長の勉強会では最後それだけだったそうでありますが、そういったことをやめましょうと。私
自身はこういった政策を考えている、この議員さんの質問に対してはこう答えたいと、それを若い市長がここの壇上で勝手に答えるのではなくて、議会の場で、私はこう考えていますけれども、担当課、部長さんはこれで大丈夫でしょうかということを徹底議論しながら、
一般質問の勉強会をさせてもらいました。それを終えてから、非常に職員の皆さんとも率直に議論ができるような関係になったと思っております。
また、この市議会の
一般質問自体が、1年、2年たっていきますと、本当にありがたい機会だなと思うようになりました。と言いますのも、議員さんのそれぞれのお立場で市民の声や様々な施策を考える中で、様々な角度から御質問いただきますから、その都度その都度、私
自身も考えが整理でき、加えて、担当部局ともその政策について4回の勉強会を通して議論ができましたので、この議会の
一般質問というものは、私
自身も非常に大事に過ごしてきたところでございます。
そして、結果として、先ほど大臣訪問が3年と言いましたけれども、かなり早い動き、成果だったと思っております。これはまさに市の職員と一緒に一体感をもって就任直後の市議会から動けたことの成果だと思っております。とても充実した8年間を過ごさせてもらいました。
今、千葉県知事選挙にチャレンジをされていらっしゃいます前千葉市長の熊谷さんとは、一緒に切磋琢磨する若手市長の勉強会をやらせてもらっております。熊谷前市長の退任の挨拶で、職員への感謝に加えて、30代の全て、一番の青春の仕事だったと思っているということを退任の弁で述べられていらっしゃいました。この言葉を見て、まさに私も同じ心境だと思いました。この青春ということで言いますと、市長の仕事は未経験のことばかりでありました。よいことも悪いこともたくさんありました。よいこともうまくいかないことも多くあるのがまさに青春だと思いますし、たくさんの信頼し得る仲間に恵まれ、がむしゃらに走り抜いた最高の時間を過ごさせていただきました。感無量、もう全て出し尽くした心境でございます。
最後のこの瞬間に、いつも裏で支え、時には父のように温かく見守っていただいた田中利郎副市長が隣にいないのだけが誠に残念であります。田中副市長の熱心な市政への御尽力に対し、改めて心から感謝を申し上げたいと思っております。
また、今回、副市長の任命責任を問う決議について、法と証拠に基づいて常識のある判断がなされると考えておりましたが、そうならなかったことは残念に思っております。しかし、
反対討論において自民党市議団からも論理的な説明がありましたとおりでありまして、加えて、公明党の黒部議員からもありましたとおり、私
自身の責任として、第三者による検証委員会を軸に、自らの責任をしっかり果たしていきたいと考えております。
また、先ほどの
反対討論で、二度と同じことを繰り返さないための方法を共に考えようという提案型の御意見もいただきました。この8年間、議員の皆さんと、特に
一般質問で対峙した中で、あら探しとまで言いませんけれども、そういった質問もありましたけれども、非常に前向きな提案をして、よりよいまちをつくっていこうという趣向をお持ちの方もたくさんいらっしゃいました。誤解がないように申し上げたいんですけれども、例を挙げて言いますと、私は自民党系保守の政治家として考えて政策をつくっておりましたけれども、例えば和足議員におかれましては、立場は違いますけれども、ぶれずに自分の考えを提案することは、思想は違えど敬意を持っておりました。そういった意味では、保守とか革新とか切り分けて話をしているわけではありません。未来志向か否かということでございます。
昨日散髪をしたんですけれども、切ってもらいながら、少し年下の店主が「崎田市長になって目に見えて変わったことがあってとてもよかったし、若い世代としては政治を身近に感じることができた8年間だった。この流れが変わってほしくない」と言ってくださいました。そういう意味では、一部の年配の男性層だけで動いていた市政が、もっと若い世代も関わることができるという可能性をつくることができたのではないかと思っております。
最近は、私の退任後を狙って、全国各地から講演の依頼なども多くいただくようになりました。自治体職員向けや企業とか大学もありますけれども、地方議員の様々な組織からも受けておりまして、関東という規模とか全国規模の会でも依頼を受けており、この議員関係だけでも5月は2本の講演依頼を受けております。退任後はしばらくゆっくりするつもりでありますけれども、熱心に御依頼されているところに関しましてはお引き受けをし、地方議会の現実や、本質的にまちがよくなるための議会の在り方について、全国の議員さんにも、この
日南市議会での経験を交えながらお伝えをしていきたいと思っております。
批判よりも提案を。思想から行動へ。これは私が切磋琢磨する場として参加している、全国の政財界をはじめとするリーダーが集うG1サミットの精神です。先を見据えることなく、目の前のあらを探して評論家のように批評することは簡単です。しかし、そんな大人が大きな顔をしている地域に、子どもや若者たちが魅力を感じるでしょうか。未来を見据えて夢を語り、そして、自ら汗をかいてまちをつくっていく、まさに創客創人の精神であります。これからは、公職に就くか就かないかは置いておきましても、少なくとも地方自治や地方創生のスペシャリストとしての道を歩んでいきたいとは思っております。
また、揚げ足取りとは言いませんが、夫婦仲が悪いなどのお話、私が実家にいるとかいう話を言う方もいらっしゃるようでありますけれど、私
自身は、飫肥に購入しております自宅に家族仲よく住み続けますので、退任後は一市民として、また市議会の皆さんのお仕事ぶりをウォッチさせていただきたいと思っております。
未来を見据えた議員をなされるすばらしい議員さんたちもたくさんいらっしゃいます。この市議会の場、冒頭申し上げましたが、私は非常に
一般質問をある意味楽しみにしておりました。忌憚のない議論ができますことは非常によかったです。一問一答方式になってから以降は特に、私も考えを表明できる場となっておりましたし、ここで議論させてもらったことが、その場においては検討するというようなことも、頭の中に残って実現できたことも、思考に残ったこともたくさんあったところでございます。
今後もこの
日南市議会の場において未来に向けた活発な議論がなされますことを祈念申し上げ、そして、日南市が子どもたちにとって誇りある郷土になりますように、市議会の皆さんがますます御活躍されますことを御祈念申し上げて、私からの挨拶に代えさせていただきます。8年間ありがとうございました。(降壇)
[拍手しきり]
濱中武紀議長 崎田市長にあっては、2期8年にわたり本市の発展に全力投球されたことに敬意を表します。まだまだ課題も山積しておりますので、残された任期も課題解決に御尽力をいただき、任期を終えられた後は、お体に御留意され、今後とも本市の発展に力添えいただきますよう、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
─────────────── ○ ───────────────
*閉 会
濱中武紀議長 これをもちまして、令和3年第3回
日南市議会定例会を閉会いたします。
=閉会 午前11時58分=
署 名 議 員
日南市議会議長 濱 中 武 紀
日南市議会副議長 前 田 幸 雄
日南市議会議員 和 足 恭 輔
日南市議会議員 安 竹 博
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